|
|
 |
| |
日本人が古来より大切にしてきた着物という文化。着物から洋服の時代に変わっても、着物の持つ特別な雰囲気や風合い、着物を着る、ということは今でもひとつの伝統として継承されています。お宮参り、七五三、成人式、結婚式など人生の節目を着物でお祝いする。着物は日本人にとって、これまでも、これからも、人生に寄り添う重要なアイテムです。
ものが溢れ、新しいものがすぐに手に入る時代でも、想いや心を買うことはできません。一枚の着物に思い出をのせて、祖母から母へ、母から娘へと心が受け継がれていきます・・・。
母より譲り受けた琉球絣(かすり)の着物は、母が若い頃に友達とお揃いで購入し、良く着ていたという思い出の着物。鮮やかな色合いと柄は、時代を超えてもとってもおしゃれで、そのうえ着心地も良く、私のお気に入りのひとつとなっています。母の着物に袖を通すと母の楽しかった時間を共有しているようで、とても新鮮な気分です。
先日、素敵な雰囲気のお着物を着て撮影にいらっしゃったお嬢さまにお話を聞くとおばあさまのお着物というお答えが。若いときに着た着物なのですよ、少し柄が古めかしいかしら・・・とお話するおばあさま。とんでもない、時間という魔法で彩られた素敵な雰囲気とおばあさまのたくさんの幸せな思い出を身に纏い、お嬢さまもおばあさまも、家族の皆さまもとても嬉しそうでした。
心温まるエピソードをお聞きしたので、七五三について母と話していると、大切に保管してあった青い着物を見せてくれました。小物ひとつひとつがきれいに整えられていて、今は亡き祖母と一緒に買いに行ったのよ、と懐かしい顔。私もこの着物で、思い出をつないでいきたいと強く思いました。
当店ではレンタル着物等の撮影衣装のご用意がありません。美容師、写真師とそれぞれのプロフェッショナルが晴れの日をお手伝いする伝統を。着物が思い出をつないでいく、その瞬間に立ち会うことができる喜びを。お姿と一緒に思い出を写すことも、私たちの大切な使命のひとつです。
※お問い合せフォームで問い合せる
|
|
|
|